【映画】『ペンギン・ハイウェイ』見てきました。まったく、小学生は最高だぜ!!

※この記事は、小説投稿サイト「カクヨム」にて2018年9月15日に公開されたものを一部修正して転載しています。

カクヨム版

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886711486/episodes/1177354054886989492

 毎月14日はTOHOシネマズデイ! 映画が1,100円! というわけでTOHOシネマズへ行ってきました。で、見たのは、なんだかんだでタイミングが合わなく鑑賞できていなかった『ペンギン・ハイウェイ』です。

 公式サイト

http://penguin-highway.com/

 予告(YouTubeのリンク)

 あらすじ(公式サイトから抜粋)

 小学四年生のアオヤマ君は、一日一日、世界について学び、学んだことをノートに記録している男の子。利口な上、毎日努力を怠らず勉強するので、「きっと将来は偉い人間になるんだろう」と自分でも思っている。そんなアオヤマ君にとって、何より興味深いのは、通っている歯科医院の“お姉さん”。気さくで胸が大きくて、自由奔放でどこかミステリアス。アオヤマ君は、日々、お姉さんをめぐる研究も真面目に続けていた。夏休みを翌月に控えたある日、アオヤマ君の住む郊外の街にペンギンが出現する。街の人たちが騒然とする中、海のない住宅地に突如現れ、そして消えたペンギンたちは、いったいどこからきてどこへ行ったのか……。ペンギンへの謎を解くべく【ペンギン・ハイウェイ】の研究をはじめたアオヤマ君は、お姉さんがふいに投げたコーラの缶がペンギンに変身するのを目撃する。ポカンとするアオヤマ君に、笑顔のお姉さんが言った。「この謎を解いてごらん。どうだ、君にはできるか?」一方、アオヤマ君と研究仲間のウチダ君は、クラスメイトのハマモトさんから森の奥にある草原に浮かんだ透明の大きな球体の存在を教えられる。ガキ大将のスズキ君たちに邪魔をされながらも、ペンギンと同時にその球体“海”の研究も進めていくアオヤマ君たち。やがてアオヤマ君は“海”とペンギン、そしてお姉さんには何かつながりがあるのではないかと考え始める。そんな折、お姉さんの体調に異変が起こり、同時に街は異常現象に見舞われる。街中に避難勧告が発令される中、アオヤマ君はある【一つの仮説】を持って走り出す!果たして、お姉さんとペンギン、“海”の謎は解けるのか―!?

 原作は『四畳半神話大系』や『夜は短し歩けよ乙女』でお馴染みの森見登美彦の同名小説。

 森見作品は、『四畳半神話大系』をテレビアニメで見たのが初めてで、原作小説も読み、その後『有頂天家族』も読みました。『夜は短し歩けよ乙女』は劇場版を見に行きました。そんなこんなで森見作品は4作品目。原作小説は読んでいません。完全初見です。

 で……感想なんですが……おっぱいがおっぱいでおっぱいでした。

 ……な、何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何を見たのか、わからなかった……。(ポルナレフ風)

 いや本当に、おっぱい映画なんですよ(もちろんおっぱいだけではありませんが)。主人公の、小学四年生のアオヤマ君は、お姉さんの大きいおっぱいに興味津々で、所々におっぱいネタが挟まれるお話でした。

 アオヤマ君は「一日に30分はおっぱいのことを考える」と言っていましたが、大人の私でも一日に30分もおっぱいのことは考えないなー……。どうしてもおっぱい以外の要素も考えちゃうなー(30分は否定しない)。ちょっといろいろな意味でアオヤマ君の将来が心配になります。自分では「きっと将来は偉い人間になるんだろう」と言っていますが、偉い人間(変態紳士)になりそうで怖いです。

 あ、映画は面白かったですよ。なんと言いますか、矛盾しているようでもありますけど、大人のためのジュブナイルって感じがして童心を思い返しました。タイトルにもある「ペンギン・ハイウェイ」という言葉は、ペンギンが海から陸へ上がるときに決まったルートを進むことを指すそうですが、その言葉の意味が物語の暗喩になっているのかとなんとなく思ったり。誰もが通る、子供から大人への通過儀礼的な成長のワンシーン、みたいな。出来事の前と後では、アオヤマ君も一皮むけて成長したのではないでしょうか。

 誰しもあったことがあると思いますが、なんにでも興味を示し、根拠のない万能感があった少年時代。大人になった今ではもう味わうことのできない感覚だと思います。あの頃の感覚が欲しい(切実)。小学生になりてー! 女子小学生と楽しく遊びたい!←それは違う。

 小学生って特別な期間だと思います。それはその当時は自覚なんてなくて、大人になってから、それも客観的に感じることだと思います。

 青春っていつからいつまでなのか? という問いに対して、私は明確な持論をもってます。青春は中学生から高校生までの6年間です。大学生はもう大人です。私も普段、大学生と接するときは大人の扱いをしています。一方小学生は、青春と呼ぶにはまだまだ早すぎると思います。

 ただ小学生には、青春の種みたいな、青春のもとみたいなものがあると考えています。その種がどう芽吹いてどう成長するのか、現実でも創作物でもそれを想像するのが面白いです。想像の幅がある感じですかね。

 なのでこの『ペンギン・ハイウェイ』という作品も、アオヤマ君をはじめとする登場人物たちがその後どういう成長を遂げて、どういう青春を送るのか、そういった後日談を想像する余白がある物語だったという印象を抱きました。映画を見終わった後も楽しめるみたいな。いや個人的にはアオヤマ君とハマモトさんのラブコメを期待しているだけなんですけどね。

 そういうこともあり、これまでの森見作品にはない面白さがあったような気がします。まあ、『四畳半神話大系』や『夜は短し歩けよ乙女』、『有頂天家族』みたいな腐れ大学生の物語じゃなく、ピュアな小学生の物語ですからね。初々しさがあって微笑ましいです。終始ニヤニヤしてました。

 つまり、すべては「まったく、小学生は最高だぜ!!」という言葉に集約されます(多分違う)。

 あ、ストーリーに関してですが、例の如くいつもの森見ワールドです。ファンタジーです。真の意味での「すこしふしぎ」です(「すこしふしぎ」の定義については持論がありますが、ここでは割愛。またの機会にでも)。深く考えてはいけません。考えるな感じろ!です。つまりはライブ感を楽しむ作品というわけです。

 少し不思議な小学生体験ができる作品です。映画が気になる方、多分もうそろそろ上映が終わってしまうかと思いますので、鑑賞したいのであればお早めに。

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