【映画】『ジョゼと虎と魚たち』を見ました。皆さんやっぱこういうのが好きなんですね

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響か、めっきり映画館に行かなくなりました。最後に映画館に行ったのは……いつだったか? 正確に思い出せませんが、少なくともコロナ禍になってからは一度も行っていません。一年半くらいか、もうしばらくすると丸二年といったところでしょうか。

 映画館に行かなくなったので、当然のことながら劇場公開される新作映画は一本も見れていません。『閃光のハサウェイ』も見れていませんし、個人的推し作品の『プリンセス・プリンシパル』の新作も見れてません。この夏だって『竜とそばかすの姫』も見れてません。というか去年の『鬼滅の刃』すら見ていません。

 いえ映画館側も感染対策をしてくださっているのはわかるのですが、やっぱりね……。上映中はいいと思います。皆前方のスクリーンに向いていますし会話もしませんから、感染リスクは少ないかと思います。心配なのは上映前後なんですよ。劇場内の移動とか受付のフロアとかで、混雑するとどうしても密になってしまうじゃないですか。とくに新作とか人気作品の上映とかになると、どう考えても人が多くなってしまうだろうし。そういった心配ばかりしているせいか映画館に行けなくなりましたね。

 と、そんなこんなで映画館から遠のいていたら、映画館で見たかった新作映画がもうブルーレイとか発売されるようになり、さらには配信サイトとかでも配信されるようになってしまっていて、ちょっと複雑な気分になりつつもステイホームでようやく鑑賞できました。

 今回見た作品は、2020年12月25日に劇場公開されました『ジョゼと虎と魚たち』です。自分はAmazonプライム・ビデオで400円くらい払って見ました。

『ジョゼと虎と魚たち』

 公式ページ

https://joseetora.jp/

 あらすじ(公式ページから転載)

趣味の絵と本と想像の中で、自分の世界を生きるジョゼ。幼いころから車椅子の彼女は、ある日、危うく坂道で転げ落ちそうになったところを、大学生の恒夫に助けられる。海洋生物学を専攻する恒夫は、メキシコにしか生息しない幻の魚の群れをいつかその目で見るという夢を追いかけながら、バイトに明け暮れる勤労学生。そんな恒夫にジョゼとふたりで暮らす祖母・チヅは、あるバイトを持ち掛ける。それはジョゼの注文を聞いて、彼女の相手をすること。しかしひねくれていて口が悪いジョゼは恒夫に辛辣に当たり、恒夫もジョゼに我慢することなく真っすぐにぶつかっていく。そんな中で見え隠れするそれぞれの心の内と、縮まっていくふたりの心の距離。その触れ合いの中で、ジョゼは意を決して夢見ていた外の世界へ恒夫と共に飛び出すことを決めるが……。

ブルーレイディスク

Amazonプライム・ビデオ

ノベライズ

 率直に、「純愛ものとしてよくできてるなー。……というか、でき過ぎてる」という感想を抱きました。

 まああの、偶然出会ってなんやかんやで仲を深めていって、しょうもない痴話喧嘩したり、たまたま事後にあったりして、でも結局は愛の力でなんとかなってハッピーエンド。……みたいな、恋愛映画としての王道というかテンプレートというか、まあつまりはよくあるラブストーリーだったという感じ。

 とはいえテンポ感もよくサクサクと見れてしまえる作品で、それ故に王道(テンプレート)であっても飽きることなく最後まで見ることができる映画なのかなと思いました。

 いやまあ普通にいい作品だと思いますよ。まあ恋愛作品にそんなに触れない自分としては、冷静になって考察すると所々ツッコミたい場面がいくつかありましたけど(最初のツッコミは、ばあちゃんの財源はどこに? ということ)、そもそもラブストーリーってそこまで細かいところまで気にして見るものでもないと思うので、これはこれでいいのではないでしょうか。

 視聴後に感想とかを検索してみたのですが、この映画ではヒロインが足の不自由な人物でして、案の定障がい者関連や介護関連からの鋭い指摘等々見受けられましたね。同時に原作とあまりにも違いすぎるという感想や記事も見つけました。

 そんなに違うものなのか!? と思って調べてみました。というか、ウィキペディアに結末まで書かれているのではないかというくらいに核心部分に触れたあらすじが書かれていました(原作未読のため結末まで書かれているかどうかがわからない)。

 それを読む限り、「そういう話なの?」というくらいに原作と映画の内容が違っていました。原作が発表されてから三十年以上経っていて、もちろん三十年前と現代とでは障がい者における環境に変化があって、そういった部分も時代性に沿って描かれているものだと思います。そういった予想を踏まえても、原作って結構シリアスな内容なのね……。

 なんと言いますか、ウィキペディアに書かれているあらすじを読む限り、これ、ピュアラブストーリーでもなければハッピーエンドでもないような気がします。

 一方、劇場アニメ『ジョゼと虎と魚たち』はそういったシリアスな部分を削ぎ落して現代的な甘々ラブストーリーに仕上げたといったところでしょうか。

 まあ確かにシリアス恋愛ものよりも甘々ラブストーリーの方が若い子の受けはいいと思います。とくにこの映画が公開されたのが12月25日でクリスマス直撃ですし、クリスマス以降でも冬休みの中高生とか見に来るでしょうし、お正月映画としても期待されるような時期でもあります。デートムービーとしてはこの上ない絶好のタイミングかと思います。

 そういった時期を考慮すれば、確かに原作を改変してよりマイルドな内容にしたいのもよくわかりますね。まあ本当にそういった理由で原作改変したのかはわかりませんが。

 ともかく、この劇場アニメ『ジョゼと虎と魚たち』はまさにデートムービーにピッタリな作品だと感じました。「皆こういう話好きでしょ?」みたいな万人受け恋愛映画かと。

 先程テンポ感がよくサクサク見れると書きましたが、そう考えると演出であったり作画であったりする部分が全体的にスマートだったような気がします。派手ではないのですが、とはいえ見るにあたっての体力や読解力といったものを必要としない表現は、ある意味万人受けともいえるのかもしれない。

 とりあえず「障がい者がー」とか「ツッコミ所がー」といった点はひとまず置いといて、純粋に胸キュン純愛ラブストーリーのデートムービーとして楽しむのがいいのかなと思いました。いやホント、カップルに勧めたいくらいの甘々な恋愛映画でした。

 ……まあもう決して「若者」ではない自分としては甘々過ぎて胃もたれ気味でしたけど、でも面白い作品でした。

 関係ないですけど、久々にAmazonプライム・ビデオを覗いてみましたら面白そうなタイトルが結構配信されていまして、とくに『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』とか『さようなら全てのエヴァンゲリオン ~庵野秀明の1214日~』などが気になります。ちょっと時間作って見てみようかと思います。(三島由紀夫作品は金閣寺に魅入られてヤンデレムーブかまして金閣寺燃やした『金閣寺』くらいしか知らず、エヴァに関しては案の定『シン・エヴァンゲリオン』劇場で見ていないのですけどね。それでもなんとなく視聴してみようと思います)

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