【ゲーム】『Pokémon LEGENDS アルセウス』ポケモンをSFだと思っているのは自分だけだろうか?

 今年1月28日にポケモンの最新作『Pokémon LEGENDS アルセウス』が発売され、大きな話題となりました。とくに好評が多く神ゲーとささやかれることもしばしば(その分相対的にダイパリメイクの評価がさらに散々なものになった気がしますけど)。

 自分としては当初、オープンワールドなマップで、主人公がそのままポケモンと戦うなど、これまでのポケモンとはあまりにも作風が違うためプレイする気はありませんでした。

 とはいえ2月の間、ダイパリメイクでバトルタワー用のポケモンを育成するためにタマゴ厳選している最中例のアルセウスの好評を多く耳にしたこともあり、「そんなに神ゲーならばやってみるか」と今月に入ってから購入してプレイしていました。

 そんなこんなで今回は『Pokémon LEGENDS アルセウス』を実際にプレイして感じたことについて。

『Pokémon LEGENDS アルセウス』

 公式ページ

https://www.pokemon.co.jp/ex/legends_arceus/ja/

 この『Pokémon LEGENDS アルセウス』では、シリーズ四作目となる『ダイヤモンド・パール』の舞台であったシンオウ地方の過去、ヒスイ地方と呼ばれていた時代が舞台となっております。つまりは北海道なのですけどね。直前にダイヤモンド・パールのリメイクが発売されたのも、ある意味ではダイパリメイクとアルセウスはワンセットとしての扱いがあるのでしょう。アルセウス発売前にダイパをおさらいしよう、みたいな。

 その『ダイヤモンド・パール』のモデルが北海道ということもあり、過去編である今回の『Pokémon LEGENDS アルセウス』では、より北海道らしさのある世界観となっているのが一つの特徴かと思います。

『ダイヤモンド・パール』のシンオウ地方の開拓時代ということもあり、『Pokémon LEGENDS アルセウス』の舞台であるヒスイ地方はまさに北海道の開拓時代を彷彿とさせる雰囲気があります。それこそ蝦夷地から北海道に変わったように、ヒスイ地方からシンオウ地方への成り立ちのお話で、アイヌ文化的な要素も含まれたポケモンはかなり斬新でありましたね。

 斬新といえば、この『Pokémon LEGENDS アルセウス』では主人公が直接野生のポケモンと戦うバトルシステムが斬新でした。

 もちろん主人公もポケモンを用いてバトルするのですが、同時に手持ちのポケモンを使わずそのままモンスターボールで捕獲でき、野生のポケモンもこちらを発見すると主人公目掛けて攻撃してくるなど、よりアクションの要素が強いゲームとなっております。それこそゲームのジャンルとしてはアクションRPGと表記されるくらいに。

 そうそう、自分は世代的にポケモン直撃世代でして、初代ポケモンからずっと思っていたのが「いちいち自分のポケモン出さずにそのままモンスターボール投げればいいじゃん」だったのですが、こうして直接主人公が野生のポケモンと対峙するゲームをしてみると、こちらがポケモンを出す重要性を痛感させられましたね。

 いやー、野生のポケモンが狂暴過ぎて、普通にこっちがやられますね。文字通り野生のポケモンとの戦闘は死闘ですよ。これまでのポケモンで、四天王のワタルがカイリューのはかいこうせんを人に向けて撃ったりしてましたけど、あれはホントにアカンね。実際『Pokémon LEGENDS アルセウス』のプレイ中に野生のポケモンからはかいこうせんの直撃を受けましたけど、主人公が一発で致命的なダウンをさせられましたしね。あとポケモンバトル中でも自分のポケモンと近すぎてはかいこうせんの余波をくらったりしましたし。ホント、ガチでポケモンの恐ろしさを体感できるゲームでした。

 あと『Pokémon LEGENDS アルセウス』はメインシナリオがよかったのもいい点でしたね。元々『ダイヤモンド・パール』が時間と空間をモチーフにした作品で、『ダイヤモンド』限定の伝説ポケモンで時間のディアルガと、『パール』限定の伝説ポケモンで空間のパルキアにまつわるお話が『ダイヤモンド・パール』でした。

 そして創造神的な存在としてのアルセウスによる宇宙創世のエピソードを神話として追体験するかのようなストーリーは濃厚な内容で、シナリオを追いかけるだけでも充分面白いです。たまにハッとさせられるようなセリフ回しや設定なども登場するので、大人がプレイしても楽しめる内容となっているのもポイントかも。

 というか思うのですけど、時間と空間から宇宙誕生の話に繋げる『ダイヤモンド・パール』と『Pokémon LEGENDS アルセウス』って、話的には充分SFの域に達しているような気がしているのですけど、これ自分だけでしょうか?

 そもそもポケモンという作品に関しても、モンスターボールをはじめとするハイテクガジェットが登場する点と、あと街並みなどがどこか近未来的な点もあって、ポケモンってSFであると認識していたのですけどね。舞台も実在の場所をモデルにしているので、もしかしたらこの先の未来でポケモンみたいな世界観になるかもしれない。そう思えるならポケモンも立派なSFでありますね。

 あと何作目かは忘れましたが、確かシリーズの中でもガッツリ宗教を扱った作品もありますし、四作目『ダイヤモンド・パール』のように宇宙創世神話を題材にしたように、ポケモンって結構大人向けのシナリオだと思います。

 というかポケモンってシナリオだけではなく育成やバトルに関しても、努力値とか個体値とかのガチ要素もあるし、ダメージ計算とかステータス計算とかやりだすと真面目な数学になってきますし、むしろポケモンって大人がやるべきゲームだと個人的に思っています。というか子供がプレイするには難しいかと思うのですけど、どうなんですかね?

 そんなこんなで、元々ポケモンってSFだよね、大人向けだよね、と思いながら今回『Pokémon LEGENDS アルセウス』をプレイしてまして、やっぱりポケモン面白いなーと感じました。まあ今回は過去編なので、さながら歴史改変SF的に楽しんでいましたけど。

 シナリオに加えグラフィックもかなり気合が入っており、確かに評判通り神ゲーであることは間違いないと思いました。が、しかしながらゲーム性に関しては、正直自分との相性が悪かった。

 まずバトルシステムが最後まで慣れなかった。これまでのポケモンって所謂ターン制で先制後攻をすばやさの数値で決まるのですが、今回の『Pokémon LEGENDS アルセウス』ではターン制が丸ごとカットされていて、すばやさの数値で行動順が決まる仕様になっています。よってすばやさに大きな差があると二回行動とかになってしまう。鈍足系耐久型ポケモンだと普通に相手から二回攻撃されるので、耐久型どうこう以前に二回攻撃されたら耐えられるわけがない。

 また『Pokémon LEGENDS アルセウス』ではバトルよりも捕獲をメインにしたゲーム性のため、攻撃力とかそこまで重要ではなかったです。いやほら、攻撃力高いと弱らせて捕獲するつもりが一撃で倒しちゃうので。そういう意味ではシナリオを進めるためのアタッカー要員は必要ではありますけど、ポケモンを捕獲する素早い耐久要員の方が重要な気がしました。

 とはいえ自分ポケモンの捕獲が苦手でして、これまでの作品でもほぼほぼ捕獲しないで最初の三匹で選んだポケモンに経験値を集中させてレベル差俺TUEEEでメインシナリオをクリアしていたので、『Pokémon LEGENDS アルセウス』のゲーム性は合わなかった。勢いあまって相手倒しちゃうし、その相手も回復とか反動とかでHP調整が難しいし、さいみんじゅつ当たらないし、そもそも野生のポケモンが狂暴だったり姑息だったりでモンスターボール当たらないしで、なんか、イライラしながら捕獲してました。

 あとマップの広さも自分とは合わなかった。オープンワールド風なマップなのですが(エリアに分かれているので完全なオープンワールドではないが、エリア内はほぼオープンワールド状態)、自分はマッピング趣味がありまして、これまでのゲームでもダンジョンとかでマッピングしてから満を持して正規ルートを攻略するので、そういう点だとマップは広くなくむしろ一本道なくらいでちょうどいいのですけどね。『Pokémon LEGENDS アルセウス』はマップが広すぎてマッピングが終わらずメインシナリオが全然進まなかったですね。

 以上を踏まえて、『Pokémon LEGENDS アルセウス』はシナリオもグラフィックも神ゲーですけど、個人的にはゲーム性との相性の問題でもう二度とやりたくない、という感想に落ち着きました。

 一応メインシナリオのエンディングを見て、エンディング後のギラティナ戦まで終えましたけど、最後のクエストの条件がポケモン図鑑完成だということを知って、さすがにダル過ぎてやりたくない。

 そんなこんなで、最後のアルセウス戦はやってませんけどほぼほぼクリアしたも同然なので、こうして感想を書いてみた次第。ちなみにプレイ時間は40時間ほどだったはず。

 そういえばポケモンの最新作『スカーレット・バイオレット』が発表されて、何やらシリーズ初のオープンワールドとのこと。『Pokémon LEGENDS アルセウス』みたいなゲームシステムだったら遠慮したいです。……まあポケモン自体、五作品目(ブラック・ホワイト)くらいで新規のポケモンが覚えられず挫折して、その後もメガシンカとかダイマックスとかの新要素が迷走している感じがあって「なんだかなー」と思い倦厭していて、それこそ最近のダイパリメイクで復帰したので、もしかしたらずっとダイパリメイクをプレイするかも。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です